ピラティスによる腰痛の緩和・軽減効果を考察

北摂エリアの吹田市・摂津市 千里丘で開催している「ピラティス&パーソナルトレーニングスタジオ コアセンス」のTOMOEです

当スタジオでは、ピラティスパーソナルトレーニングを中心に行っています。

腰痛、特に慢性的な腰痛は、日常生活にも大きな影響を与え、私たちの日常のやる気を低下されることでしょう。

長時間座り続けたり、立ち続けたりが苦痛になるとおもいます。

腰痛を緩和・軽減、予防するためには、「何ができるか?」。

腰痛から少しでも解放されるためには、「どうすればよいか?」

今回は腰痛における、予防も含めたピラティストレーングの軽減・緩和効果について考察したいと思います。

以下順序で考察を進めていきます。

・腰痛のメカニズムを理解する

・アプローチとしてのピラティスを理解し効用をしる

・ピラティスの実践方法をしる

上記で述べたピラティスについて少しふれますが、

ピラティスは、20 世紀初頭にジョセフ ピラティスによって開発されたエクササイズです。

柔軟性、体幹の強さ、身体全体のコンディションを改善できるため、非常に人気があります。

ピラティスに関して詳しく確認したい方は以下をご確認ください。

腰痛のメカニズムについて

腰痛とは、腰椎とその周りの組織に痛みや不快感を伴う症状です。

腰痛の発生メカニズムは多岐にわたります。一般的な腰痛の発生メカニズムを以下に記載します。

  1. 筋肉・靭帯の緊張: 腰部の筋肉や靭帯が緊張したり、損傷を受けたりすることが腰痛の主要な原因の一つです。長時間の不適切な姿勢、急激な運動、重い物の持ち上げたりしても引き起こされます。
  2. 椎間板の損傷: 椎間板は脊椎の骨の間に存在し、衝撃を吸収し、脊椎を柔軟に保つ役割を果たしています。しかし、椎間板が損傷し、内部のゲル状の核が外に漏れ出すと、神経根を刺激し、腰痛を引き起こすことがあります。別名、椎間板ヘルニアといわれています。
  3. 神経の圧迫: 脊椎の骨や椎間板が神経に圧迫をかけることがあり、これが腰痛を引き起こす原因となることがあります。
  4. 炎症性疾患: 関節リウマチや脊椎関節症などの炎症性関節疾患は、腰部に炎症を引き起こし、それに伴う痛みが腰痛の原因となることがあります。
  5. 体重や姿勢の問題: メタボリックシンドローム等による過体重や日常的な不適切な姿勢は、腰に余分な負荷をかけ、筋肉や椎間板に負担をかけることがあり、これらが、腰痛を引き起こす可能性があります。
  6. ストレスや精神的要因: ストレスや不安といった精神的な負担において、筋肉の緊張を増加され、腰痛を悪化させることがあります。

もう少し簡単にまとめると、

  • 同じ姿勢のままで血流が悪くなり、酸素が身体に十分至らず、筋肉が硬直する
  • 日常の歪んだ姿勢
  • 体の弱い腹筋と背筋力
  • 過度の運動により発生する伸縮性のない筋肉
  • 腰への過度な負荷を要する作業

といったことになります。

腰痛の治療は、その原因に応じて異なります。痛みの程度や症状の持続期間によって、治療法がことなります。

腰痛に悩む場合は、医師や専門家の指導を受け、適切な治療を相談することが大切です。

また、予防の観点からも、日常の正しい姿勢の維持や適度な運動、適切な食事による体重管理が、とても重要です。

適度な運動、エクササイズにおいては、ピラティスが良いとおもいます。そちらの観点は後述で記載していきます。

腰痛の改善にピラティストレーングが効果的な理由

腰痛改善にピラティスが効果的な理由について簡単に概要を記載します。

ピラティスが腰痛改善に良い理由は、以下のような要因があげられます。

  1. 腹部・背部・骨盤の筋肉を強化: ピラティストレーニングは、コアと呼ばれる腹部、背部、骨盤周りの筋肉を強化するための効果的なエクササイズです。これらのコアに関する筋肉が強化されると、腰部の安定性が向上し、腰痛のリスクが減少します。また、腰部の筋肉のアンバランスを修正するのをサポートします。
  2. 姿勢の改善: ピラティストレーニングを継続すると、本来の正しい姿勢に戻るように促進されます。正しい姿勢を保つことは、腰椎にかかる負担を軽減し、腰痛を予防または改善が促されます。ピラティスのポーズと動作は、身体のバランスと姿勢を改善するのに適しています。
  3. 柔軟性と関節の可動域の向上: ピラティストレーニングはストレッチ運動が含まれており、関節の可動域を向上させ、筋肉の柔軟性を高めるのを助けます。つまり、筋肉の緊張を軽減し、腰痛を和らげるのに役立ちます。
  4. 筋力トレーニングとストレッチの組み合わせ: ピラティストレーニングは、筋力トレーニングとストレッチを組み合わせた全身エクササイズです。これら全身へのトータルアプローチは、腰痛を改善するのに効果的であり、筋肉のバランスを保ち、過度な筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。
  5. 低負荷の運動: ピラティストレーニングは、ウェイトトレーング等と比較すると、一般的に低負荷運動です。従って、身体へ急激な衝撃や負担をかけないため、腰部の負担を軽減されます。これにより、急性腰痛や慢性腰痛の人々には大変適しているといえます。

ピラティスって腰痛改善に適しているのね。

メリットもそうだけど、やはり大事なのはピラティスは継続することですよ。。

腰痛予防におけるピラティストレーニング

ピラティスのトレーニングは腰痛予防に適しており、コアの強化、姿勢の改善、柔軟性の向上などを通じて腰部の健康を促進すると前述いたしました。

以下は、腰痛の予防のための、ピラティスのトレーニングメニューの一例になります。

  1. ピラティスの基本ポジション: ピラティスのトレーニングを開始する前に、基本ポジションを学ぶことをお勧めします。トレーナーやインストラクターによって指導方法が異なることもありますが、通常、仰向けに寝て、膝を曲げ、足を床につけたり、手を体の横に置いたりする基本ポジションがあります。
  2. ペルビアン・プレパレーション: 仰向けに寝て、膝を曲げ、足を床につけましょう。次に、コアを緊張させながら頭と肩を床から浮かせます。このエクササイズは腹直筋を強化していきます。
  3. レッグ・サークル: 仰向けに寝て、足を天井に向けましょう。片足を上げて円を描くように動かし、骨盤の安定性を保ちましょう。このピラティスエクササイズは骨盤周りの筋肉を強化します。
  4. スワン・ダイブ: うつ伏せに寝て、手を肩の高さに置きましょう。身体の上半身を持ち上げ、胸を床から浮かせましょう。これにより、背部の筋肉を強化し、姿勢を改善します。
  5. チャイルドズ・ポーズ: ひざを床につけて座り、手を前に伸ばしましょう。背中を丸め、頭を下げ、背部を伸ばしましょう。このポーズは背部のストレッチに効果があります。
  6. ピラティス・ロールアップ: 仰向けに寝て、腕を天井に向けて手を伸ばし、ゆっくりと上半身を持ち上げていきましょう。このピラティスエクササイズはコアを強化。
  7. シングル・レッグ・ストレッチ: 仰向けに寝て、片足を持ち上げて引っ張り、反対の手で足首を掴みます。これによりハムストリングスと背中のストレッチが行えます。

ピラティスエクササイズを、身体を痛めることなく、安全に実施するためには、インストラクターから正しいフォームと呼吸法を学び、無理をせずに進めていきましょう。

また、ピラティスのレッスンを正しく受けることで、腰痛予防の効果を最大化しましょう。

ピラティスで腰痛が改善する効果の根拠

ピラティスの腰痛改善効果に関する研究は以下参考文献に記載されております。

【研究論文】慢性腰痛におけるコアマッスルの活性化を改善するピラティス

世界中の多くの科学者によりピラティスに関する研究が進められております。

その研究エビデンスの中から、プラティスが腰痛に与える良い影響の事例を以下のピックアップしております。

参考文献

【研究論文】慢性腰痛におけるコアマッスルの活性化を改善するピラティス

研究の背景として、ピラティスは体の動きを改善し、痛みを軽減すると主張されていますが、体幹の筋力や活動に対するピラティストレーニングの具体的な効果については、世の中で十分な理解がありません。

調査方法として、体系的レビューとメタ分析のための優先報告項目 (PRISMA) 手法を使用して、コアマッスル活性化を改善するピラティスの効果に関するランダム化比較試験 (RCT) を評価した。

研究過程で収量された 563 件の論文のうち、8 件の RCT が対象基準を満たした。結果、様々なピラティスの介入と結果測定を利用して、コアマッスルの活性化と強度に対する効果が評価された。

主な研究成果としては、筋肉の厚さによる体幹筋力の向上において、ピラティスは同等の量のエクササイズに劣らず、同等でないエクササイズやエクササイズを行わない場合よりも優れている可能性があるということが示唆された。

また、ピラティスが体幹の筋力にプラスの影響を与え、慢性的な腰痛を抱えている人々にとって効果的な介入となり得るという新たな証拠が明らかになった。

参考文献:

Pilates to Improve Core Muscle Activation in Chronic Low Back Pain: A Systematic Review

【研究論文】腰痛軽減におけるピラティスの効果

参考文献

【研究論文】腰痛軽減におけるピラティスの効果

研究は、ピラティスによる慢性腰痛 の患者の影響を調査した。

ピラティスを実践することで患者の腰部骨盤の安定性と骨盤底筋の筋肉機能の回復が促進されてきました。

エクササイズ中に腰椎の運動制御と適切な姿勢を回復または維持することは非常に重要であることがわかった。

ピラティスをベースとした運動介入により、短期間で痛みが軽減し、機能が改善したと結論付けられた。ピラティスのエクササイズは、短期間で健康な人々の柔軟性と動的バランスを改善し、筋持久力を高めたというエビデンスが取得された。

結論として、ピラティスのエクササイズは、動的バランスと柔軟性を改善し、短時間で人々の筋持久力も高め、このエクササイズが短期間で体脂肪の減少と無脂肪量の増加に効果的であることが明らかになった。

参考文献:

Pilates-based exercise in the reduction of the low back pain: an overview of reviews

以下にもピラティスの科学的根拠について、複数の論文をまとめております。ご興味があればご覧ください。

ピラティススタジオでの提供サービス

当スタジオでは、パーソナルトレーニングにおいて、マシンピラティスを実施しております。

また、エンコンパス使うと、

・自体重全部かけると負担になる方

・体重がある方
・膝などを痛めている方

にも、負荷を軽減してトレーニングできます。

マシンピラティスについては、詳しく以下の記事に記載しておりますので、よろしければご覧ください。

ここのお客様の体調、コンディションに応じて、個別のプログラムを作成し、理想の身体、心になれるように、全力サポートさせていただきます。

パーソナルトレーニングの場所

スタジオの場所は以下になります

千里丘駅前スタジオ

住所:大阪府摂津市千里丘1丁目12-32 →詳しくはこちら

JR京都線 千里丘駅西口から徒歩3分

阪急京都線 摂津市駅から徒歩10分

■ANNEXスタジオ

住所:大阪府摂津市千里丘3丁目11-7 →詳しくはこちら

JR京都線 千里丘駅西口から徒歩10分

JR京都線 岸辺駅北口から徒歩17分(自転車5-7分)

隠れ家的プライベート専用スタジオです。

★プライベート専用なので、他の人に気兼ねすることなくレッスンを受講できます。

★1軒屋で和室がありますので、赤ちゃん連れでもOK

★お友達同士、ご家族と一緒でも受講できます(1回4名まで)

※新型コロナウィルス感染対策として、定期的な換気、使用した器具のアルコール消毒を徹底しております。
スタッフは毎日検温、お客様が変わる毎にマスク交換、手指消毒等行ってまいります。


詳しい料金設定や、ご予約方法は順次アップしていきます。

無料カウンセリングは30分いつでもお受けしています。

また、ご相談等はメールからいただければ、順次お返事しております。

今後、みなさまのお役に立てるように、産前産後のトータルケアに関する情報を少しずつアップしていきますね!!

TOMOE

無料カウンセリング30分は随時行っています。お気軽にお問い合わせくださいね。

ブライダルピラティスパーソナルトレーナー

ピラティス指導実績累計 5000レッスン以上!!

3歳よりクラッシックバレエを始め、学生時代には、

ストリートジャズダンスやHIPHOPダンスにも取り組む。

大学時代以降、いくつかのダンスサークルを立ち上げ、

様々なジャンルのダンスを仲間と楽しむ一方、

「どうやったら皆が上手くなるのか」と考え、辿り着いた答えが、
「ピラティスによる、軸(コア)のトレーニング。」

コアセンスは、理念として、若い方から、シニアまで、

幅広い方にピラティスを通して、楽しく快適に毎日を過ごして

ほしいなぁと思っています。

みなさまの心と身体を、

「最小限の力で最大限の効果を発揮できる」


理想の自分に出会えるサポートをいたします。

日々の過ごし方や、人生観は人それぞれ。

自分の思うように過ごせる時もあれば、
周りに影響されて思うように過ごせない時もある。

どんな時も「自分らしさ」を忘れずに過ごすため、
ピラティスでココロとカラダの「芯」と「柔軟性」を高めていきましょう!!

PILATES core sense 代表 TOMOE
英国FTP認定 マットピラティス インストラクター 

米国NSCA-CPT認定 パーソナルトレーナー